サービス概要
IoT・組み込み製品を、ハードウェア、ファームウェア、有線/無線通信、管理用クラウドやアプリまで含む一つのシステムとして診断します。設計資料の確認だけでなく、実機の分解、ファームウェア解析、通信の観測、動作中の検証を組み合わせ、現実の機器で攻撃が成立する条件を確認します。
試作段階、量産前、納品時の受入、ファームウェア更新後など、製品ライフサイクルに合わせて範囲と深度を設計します。
対象例
- ネットワークカメラ、ゲートウェイ、ルーター、スマート家電
- センサー、コントローラー、ウェアラブル、産業・業務用機器
- Wi-Fi、Bluetooth/BLE、セルラー、独自無線を利用する製品
- デバイス用ファームウェア、ブートローダー、更新機構
- 管理画面、モバイルアプリ、クラウドAPI、機器間プロトコル
主な検証観点
ハードウェア
基板上のUART、JTAG、SWDなどのデバッグインターフェース、外部ストレージ、テストパッド、起動設定を確認し、認証情報やファームウェアの取得、保護機能の回避が可能か検証します。
ファームウェア
ファイルシステム、サービス、認証、暗号鍵、秘密情報、デバッグ機能、既知の脆弱性を解析します。セキュアブートや更新イメージの署名検証、ロールバック耐性も構成に応じて確認します。
通信とローカル機能
有線・無線通信の暗号化と相手認証、機器なりすまし、リプレイ、入力検証、ローカルAPIや管理画面を確認します。専用プロトコルは通信形式を解析し、異常な入力に対する挙動を検証します。
クラウドと連携アプリ
デバイスの登録、所有者変更、API認可、遠隔操作、ログ、更新配信などを確認し、機器単体の対策が周辺サービスの不備で回避されないかを検証します。
攻撃・リスクの具体例
- デバッグ端子や外部メモリからファームウェアと秘密情報を取得できる
- 署名されていない、または古いファームウェアへ置き換えられる
- 無線通信を再送・改変し、機器になりすまして操作できる
- 同一ネットワーク上の未認証APIから設定やデータへアクセスできる
- 一台から取得した共通鍵や認証情報を他の個体にも利用できる
進め方と成果物
製品構成、利用環境、開発段階、分解可否を確認し、必要な実機台数と資料を相談します。破壊や復旧不能の可能性がある操作は事前に分離し、合意した範囲で実施します。報告書では、デバイスから周辺サービスまでの攻撃経路、再現条件、影響、量産・更新・運用それぞれで取り得る対策を整理します。